療養病院の目的

怪我や病気で一時的に入院する一般病床と療養病床との大きな違いはその目的にも現れています。一般病床では怪我や病気で一時的に入院した患者さんを治療し、いち早く日常生活に復帰させることが目的です。

一方、療養病床では急性期は脱したものの、いまだ日常生活に戻るには厳しい状況にある患者さんが入院しています。したがって、継続的な治療と長期的な計画を立てての日常生活への復帰が目的になっています。また、その間にご家族には患者さんのバックアップ体制を整えてもらう、という意味も長い入院には含まれています。

長期的とは言っても、最近では療養病床でも最高3ヶ月しか入院できなくなっているという話が聞かれます。日常生活が困難なレベルにもかかわらず3ヶ月しか入院させてもらえないのは困る、と思う方も多いと思われます。しかし、決して法律などで3ヶ月までの入院しか認めないとなっているわけではないのです。

実はリハビリの考え方で、3ヶ月のリハビリ期間が望ましいと考えられているため、療養病床では日常生活への復帰、つまり退院まで3ヶ月を目安として儲けているところが多いのです。もちろん、重篤な状態で3ヶ月ではとても退院できないという場合は3ヶ月以上入院することも可能なのです。